静岡企業の未来を生み出すオープンイノベーションプロジェクト「TECH BEAT Shizuoka」とは

「TECH BEAT Shizuoka」(テックビート・シズオカ)は、静岡県内企業と首都圏を中心としたテクノロジースタートアップとのマッチングを行い、新たな価値・新たな産業を誕生させることを目的としたオープンイノベーションプロジェクトです。2019年7月24日、25日にはマッチングイベントとして、静岡県のグランシップにて開催されました。

——恵まれた環境と日本経済を支えてきた歴史

富士の麓に位置し、眼下には駿河湾を臨み、海あり山ありの豊かな自然環境を有する静岡県。東西に広がる静岡県は歴史的にも特徴的な3つの地域特色があり、「日本の縮図」と表現されることもあります。新商品のマーケティングは静岡県で行われることも多く、「静岡で売れれば日本で売れる」というマーケティングのセオリーがあるほどです。
また、東京や名古屋、大阪といった大都市消費圏のちょうど中間に位置し、交通・物流の要衝でもあった静岡では、農業・林業・漁業といった第一次産業から運輸・製造といった第二次産業、観光を中心とした第三次産業まで、幅広い産業が発展し、日本経済を支えてきました。
特に製造業では、静岡にルーツや製造拠点を持っている日本を代表するグローバル企業も多く存在します。

川勝 平太氏|静岡県知事

——自前主義を脱却しテクノロジーとビジネスのレベルを高めるために

転じて、昨今のビジネス社会においては「デジタルディスラプター(Digital Disrupter)」と呼ばれる、データに基づき、デジタルテクノロジーを駆使して既存市場を転換するような、GAFAに代表される企業が台頭しています。
それらデジタルディスラプターに対抗するために、イノベーションの必要性が声高に主張されています。しかし現実的には、歴史ある大手企業ほど変化に困難を感じている現状があります。自前主義であったり人材不足という障害も存在します。 「これからの社会に必要なのは自前主義ではなく、オープンイノベーション」(linkto https://techbeat.jp/interview/katsunori-nakanishi/)と語るのは今回のTECH BEAT Shizuokaを主催する静岡銀行の中西 勝則氏です。既存ビジネスにスタートアップの技術とアイディアを融合させ、新しい価値を創造するオープンイノベーション。ビジネスの特性上首都圏に集中しているスタートアップを静岡の地に招聘し、静岡県内の意欲的な企業とマッチングを行う。それがTECH BEAT Shizuokaのプロジェクトです。

中西 勝則氏|株式会社静岡銀行 代表取締役会長・TECH BEAT Shizuoka実行委員長

——3,300人の参加者がビジネスマッチングを繰り広げた

TECH BEAT Shizuokaプロジェクトは、4月から東京、静岡各地で説明会を開催、その過程で早速静岡県内企業とスタートアップのマッチングが進むなど、高い期待を集めました。7月24日、25日に開催されたマッチングイベントには、スタートアップ56社が集結、2日間で3,300名の参加者があり、公式の商談は328件を数えました。会場ブースでは積極的な名刺交換と商談が生まれ、活況のうちに幕を閉じた当日の様子は以下の報道の様子からも伺えます。

テック・ビート開幕 静岡に首都圏「スタートアップ」56社集う(静岡新聞SBS)
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/661652.html

また、イベントにおいては東京大学 松尾豊氏、スタンフォード大学 池野文昭氏、日本総合研究所 東博暢氏、C Channel株式会社 森川亮氏、Arm 芳川裕誠氏、Holoeyes株式会社/帝京大学 杉本真樹氏、株式会社WiL 小松原威氏が基調講演として、X-TANKコンサルティング 伊藤嘉明氏、バブソン大学 山川恭弘氏、東京大学 甲斐知恵子氏、静岡県立大学 六井淳氏スペシャルセッションとして登壇され、来場者の多くから「どれも良いコンテンツで、未来に繋がるマインドセットができた」と嬉しい声をいただきました。

——TECH BEAT Shizuokaプロジェクトに是非ご参加ください

TECH BEAT Shizuokaプロジェクトは一過性のイベントではありません。今後マッチングをビジネスに昇華していく過程を含めて、プロジェクトはフォローしていきます。また、今回のイベント以降も、事後の商談会が複数予定されています。アフターフォローも含めて、静岡を起点としたオープンイノベーションを着実に進めてまいります。

今後のTECH BEAT Shizuokaの展開については、この「TECH BEAT Shizuoka Online」だけでなく、Facebookページ(https://www.facebook.com/techbeat.jp/)やイベント公式Twitter(https://twitter.com/TechbeatP)でも発信していきます。是非フォローの上、静岡発のオープンイノベーションプロジェクトにご参加ください。

文:矢田貴裕 (Arm Treasure Data)

構成/編集:細越一平 (Story Design house)

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